長年の漬物業界発展への功績が認められ、栄えある旭日小綬章受章 多数の参列とお祝いに感謝述べる

野崎伸一氏 旭日小綬章祝賀会を挙行

 野崎漬物(株)(本社・宮崎市)の野﨑伸一会長が昨年の秋の叙勲で、長年の漬物業界発展への功績が認められ、栄えある旭日小綬章を受章した。この度の栄誉を讃えると共に、今後益々の活躍を祈念し、旭日小綬章祝賀会が去る3月28日、宮崎観光ホテル(所在地・宮崎市松山1丁目1ー1)で盛大に挙行された。

 祝賀会は午後1時より、JC太鼓の迫力の演奏で開演。続いて、野﨑会長が万雷の拍手で迎え入れられた。

 先ず、発起人を代表して全漬連の中園会長が挨拶に立ち、「前会長であり、様々な団体の要職を歴任されてきました野崎漬物(株)の代表取締役会長の野崎伸一氏が令和6年秋の叙勲で旭日小綬章の栄誉に浴されました。誠におめでとう御座いました。

 この度の叙勲はご本人やご家族にとってもこの上ない喜びではないかと存じます。勿論、私共漬物業界にとってもこの上ない喜びであり、本日ここに祝賀会が盛大に開催されるにあたり、全国各地より全漬連会員が多数、臨席しております。

 野﨑氏は地元宮崎で代表理事を27年間、九州ブロックでは会長を10年間、全漬連におきましては平成19年から副会長として10年間、平成29年からは会長に就任し、13代目の全漬連会長として3期を務め上げました。いずれの団体におきましても目覚ましい活躍をされ、様々な成果をあげました。

 特に全漬連会長としての6年間の間は、新型コロナウイルス感染症の地球規模での蔓延に伴い、全漬連の歴史上でも厳しい課題が集中し、困難な中で組合運営を強いられました。そのような中で野﨑氏の功績について幾つかをご紹介したいと存じます。

 一つ目は漬物製造業における外国人技能実習生の受け入れ期間の拡充で、新たな制度の構築を目指し、厚労省や農水省との折衝にも取り組み、その結果、平成30年11月に農産物漬物製造業が、新たに2号移行対象職種に認められ、全漬連が技能評価試験の実施機関として認定されました。これによって、外国人技能実習生を3年間に渡り受け入れることが可能となりました。この功績は非y像に大きく、実習制度が各受入企業にとって、事業推進を円滑にする大きな役割を担うこととなりました。

 2つ目は、自由民主党漬物振興議員連盟の発足であります。漬物産業は、伝統、文化の継承、国内農業の発展、地域の活性化にも大きく寄与しております。一方で、国民の食の多様性や人口減少によって、漬物消費量は残念ながら減少しており、内外における新たな需要の開拓や次世代に漬物の良さを継承していくことが大変重要となっており、漬物産業に従事する人材の確保、漬物の安全衛生管理の徹底は、喫緊の課題となっております。

 このような状況下、更なる漬物産業の発展、振興を図るために氏自らが議員個々のもとを奔走し、業界の抱えている課題、あるいは議連の必然性を積極的に訴えてきたことが認められました。平成29年11月に自由民主党漬物振興議員連盟が設立し、関係省庁との連携が一層深まり、速やかな政策課題の解決につながっております。

 そのほか、業界の将来に向けて今までとは視点を変えて、より活発な意見交換等を行うため業界の若手経営者による委員会を立ち上げ、若手や女性経営者の登用等を図り、役員構成についても同様に組織の若返りを図りました。更に、長年の課題の一つとなっていた賦課金の見直しにも取り組み、規模に応じた仕組みづくりに対し大胆な決断をされました。大手ほど高額の負担を受け、逆に中傷の負担は軽減されるという、自らの身を切る画期的な決断であったと思います。これらいずれもが、野﨑氏の卓越した行動力、指導力によって漬物業界にもたらした影響は大きく、会員の記憶に残る数々の功績は印象深いものばかりです。

 以上ごく一部を披露させて頂きましたが、改めて全漬連を代表して、業界の発展と地位向上に対する功績に対して感謝と敬意を表します。

 また、忘れてはならないのが、野﨑氏の長年のご活躍を影となり日向となり支えてこられてきた、ご家族の皆様の内助の項であります。ご家族の皆様に対しましても、改めて敬意を表します。

 結びに、野﨑氏におかれましては今後とも益々健康に留意され、漬物業界の更なる発展と社業の益々のご隆盛にご尽力されますことをお願い申し上げ、私のお祝いの言葉とさせていただきます。誠におめでとう御座います」と述べた。

 親交深い東国原英夫氏や西日本シティ銀行の竹尾副頭取から温かいお祝いの言葉

 来賓祝辞では、東国原英夫氏が、「本日は、野﨑会長の旭日小綬章祝賀会に本当に沢山のご参集され、祝賀会のご盛会を心からお慶び申し上げます。 

 野﨑会長様とは十数年に渡りお付き合いをさせて頂いており、様々なご相談をさせて頂きまして、心の支えになって下さいました。経歴をご覧になるとわかりますが、青年会議所や商工会議所、工業会、漬物業界の要職を長年務められ、九州中を周り、地域の活性化に貢献されてきました。そういった地域貢献が認められ、栄えある旭日小綬章に浴されました。改めてお祝いを申し上げます。

 野﨑会長はお若いですし、まだまだお元気でこれからも地域に、そして国家に貢献をして頂きたいと思っております。

 野﨑会長のバイタリティーとエネルギーには私もシンパシーを感じており、そのエネルギーを是非宮崎や国家のために惜しみなく使って頂くことを心からご祈念を申し上げます。野崎漬物をはじめ、農業界から産業界の益々のご発展と皆様の益々のご健勝とご活躍、そして野﨑会長には、益々のご活躍とご健勝をご祈念申し上げます」と祝辞を述べた。

 続いて、(株)西日本シティ銀行の竹尾祐幸代表取締役副頭取が「野﨑会長、この度の受賞、誠におめでとう御座います。

 会長は、約50年間に渡り、宮崎ナンバーワンの企業で、会社を長年成長させてきた全国でも有数の企業として、その経営力を高く評価させて頂いております。そして、業界においても要職を歴任され、特に全漬連の会長を務めた6年間では新型コロナウイルス感染症で、大変な時期を乗り越えられ、この度の栄えある受章に浴されたのだと存ます。

 当行も野﨑会長より長らくご支援をいただき、お取引先としてこの様な受章に大変嬉しく思っております。

 結びに、野﨑会長と野崎漬物(株)のご発展と、ご列席の皆様のご健勝をご祈念申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。本日は大変おめでとう御座いました」と述べた。

       ご孫子より花束が贈呈される   

 ここで、ご孫子より花束が贈呈され、和やかに記念撮影が行われた。

 受章者謝辞では野﨑会長が謝意を表し、「過分なお祝いのお言葉を頂戴し、誠にありがとう御座います。また年度末でご多忙な中でご参列を賜り、御礼を申し上げます。

 私も長年に渡り、業界に従事し、地元でも様々な団体で要職を務めて参りましたが、諸先輩方のご指導とご鞭撻を賜り、栄えある旭日小綬章に浴することが出来ました。

 これからは皆様方に少しでもお返しができるように、健康に留意して、頑張って参りたい。これからもどうか一つ、皆様の温かいご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとう御座いました」と御礼の挨拶を述べた。

 生活協同組連合会 コープ九州事業連合の江藤淳一代表理事が、乾杯の発声で和やかな歓談となった。

 会途中では、多数の温かい祝電披露が行われた。

 宴たけなわ、野崎会の髙木徹会長が賑々しく手打ちで中締めを行い、盛宴を打ち上げた。

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