中園新理事長の新体制が発足 漬物文化継承、消費拡大に取り組む考え示す
令和5年度通常総会を開催 全漬連
全日本漬物協同組合連合会(野﨑伸一会長)は去る5月30日、明治記念館(所在地・東京都港区)で令和5年度通常総会を開催。
午後1時半から執り行われた通常総会では、上程された議案がそれぞれげ案通り承認された。第6号議案の役員改選では、指名推薦が執り行われ、選出と共に承認された。またその後、第1回理事会で役付理事の選考が行われ、中園雅治新理事長の新役員体制が発足した。中園新理事長は就任の挨拶で、漬物文化継承と消費の拡大を重要案件に挙げ、積極的に事業推進に取り組む考えを示した。
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午後1時半より真野康彦専務理事が司会を務め、菅野行雄副会長の開会の挨拶でスタート。冒頭で野崎会長が挨拶に立ち、「経済回復が機運が高まる中で、ウクライナにおける戦争勃発は影響が大きく、物価高騰が続いております。
翻って農水省では野菜を漬物で食べようという取り組み推進が実施されており大きな期待も寄せられます。厳しい状況が今後も続くものと思われますが、協力し施策の推進に取り組むことで目標達成は可能施はないかと考えます。時代の変革の時、世代交代が進んでおりますが、引き続き組合事業へのご理解とご協力をお願い申し上げます」と述べた。
来賓挨拶では、衆議院議員の高市早苗が謝意を表し、「様々なせ施策の推進に取り組んでおり、中でも持続可能な社会を目指すことが求められ、漬物は食品ロスの軽減に大きな期待を寄せております。引き続き、適切な取り組みを推進して参ります。結びに、皆様の益々のご活躍とご多幸をご祈念申し上げます」と述べた。
出席状況(本人出席21名、委任状提出12名)を確認後、秋本大典副会長が議長に選任され、議案審議が執り行われた。
主に令和4年度事業報告及び決算報告、また令和5年度事業計画並びに収支予算案等が審議された。
令和5年度の事業計画では、表示等の適正化の推進、衛生管理対策の推進、品質管理の高度化の推進、漬物技能評価制度、原料安定確保対策等の強化、消費拡大に向けた取り組みの強化、PR活動の強化、漬物業界全体の活性化、教育情報活動の強化、委員会・部会(目的別委員会)の活動強化、その他、関係省庁、関係団体との連携が挙げられており、鋭意取り組みを推進するとした。第6号議案の役員改選では、指名推薦が執り行われ、選出と共に承認された。主な議案審議が終了し、閉会の挨拶を平井達雄副会長が行い、通常総会を閉幕した。
その後、第1回理事会を開催し、役付理事の選考が行われ、中園雅治新理事長の新役員体制が発足した。中園理事長は挨拶で、理事会において種々の課題について言及しながら、野崎前会長が推進してきた事業の継続と共に、課題解決を強調。加えて、「漬物文化の継承」と「消費の拡大」に取り組み、業界全体を前進させる考えを示した。
〈新役付理事〉
▽会長 中園雅治(鹿児島) ▽副会長 菅野行雄(福島) 関口悟(東京) 秋本大典(神奈川) 望月啓行(静岡) 林野雅史(大阪) 大久保次郎(宮崎) ▽専務理事 真野康彦 ▽常務理事 近清剛(山形) 丸山博史(東京) 秋本薫(栃木) 長谷川正一郎(山梨) 曾我公彦(愛知) 中田吉昭(和歌山) 宮前有一郎(奈良) 山本千曲(広島)
▽理事 吉川絵美子(東京) 鶴野健次(埼玉県) 遠藤栄一(栃木) 武井均(群馬県) 遠山昌子(群馬)古越三幸(長野) 佐久間大輔(新潟) 野田明孝(愛知) 俣野貴彦(大阪) 土井健資(京都)堺智洋(兵庫) 河島歳明(和歌山) 林洋一(滋賀) 山本千曲(広島) 中山達也(熊本)▽監事 籠島正直(東京) 岸田隆志(鳥取) 野崎伸一(宮崎)