「漬物で野菜を食べよう!」で啓発「野菜を食べようプロジェクト」を推進

                            農水省

 農林水産省が、1日当たりの野菜摂取量の平均値280g程度を、目標値の350gに近づけることを目的として、「野菜を食べようプロジェクト」を実施している。これに合わせて、「野菜を食べようプロジェクト」の一環として、「漬物」で野菜の消費拡大を図る取り組みが同省のHPで公開(去る4月26日)された。

                                        (農水省提供)

 野菜の1人1日当たりの平均摂取量(令和元年時点)は280.5gで、「健康日本21(第二次)」(厚生労働省策定)で目標とする350gに達しておらず、野菜摂取量の増加が課題となってきた。 ​これに対して農林水産省では、令和2年12月から「野菜を食べようプロジェクト」を実施しており、本目的に賛同する企業・団体等の「野菜サポーター」と共に野菜の消費拡大を推進している。

 特に今年は、「和食 日本人の伝統的な食文化」のユネスコ無形文化遺産登録10周年を迎えることから、改めて日本の伝統的な食文化の一つである「漬物」を通じた野菜の消費拡大に向けた取組を推進していくとしている。

▽主な取組内容

(1)「漬物で野菜を食べよう!」チラシによる情報発信

野菜摂取量の目標に対する摂取量平均の差が70gである事から、生野菜換算で70gに相当する分量を分かり易くする為、写真で各種漬物を掲載した「漬物で野菜を食べよう!」のチラシを作成。同チラシを用いて政府や漬物業者等による各種イベント、流通・小売・外食店等を通じた消費拡大の取組において、情報発信を行う。

(2)Webシンポジウムの開催

「野菜の日(8月31日)」に、最新データに基づいた漬物の効能等について基調講演を行い、時代にマッチした漬物の生産や、食生活の中での新たな取り入れ方等について、多様なスタークホルダーとの意見交換で、より理解を深めるためのWebシンポジウムを開催する(詳細は未定)。

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